TOKYO SKY TREEと安田学園

昭和48年 建築科卒 鳴海 義一

〈墨田区耐震補強推進協議会 会長〉

 

東京スカイツリーは日本の伝統を『藍白』をベースにした『白』その白色は夜のライトアップも考慮し、紫のライティングの『雅』そして『青』のライティングの『粋』を一日毎に点灯する。構造はその細さで耐震にするために「心柱」がタワーを支え、その発想は地震に耐える古来の「五重塔」であり、最新のハイテクタワーと思われてはいるが、実際の建築工事は手作業がほとんどであり、柱の連結部分などはボルト締めではなく、全て人間の手作業である溶接でパイプの複雑な構造を、日本人の高度な技術により溶接してゆく『匠』の仕事なのだ。その『匠』と日本人の技術と英知の結晶である『和』が見事に『調和』した世界に誇る建築である。東京タワーが建築されてから約50年経った今『新たなる技術立国日本』を象徴する東京スカイツリータワーが本年2月29日に竣工を迎えました。5月22日(火)に開業予定ですが、第一展望台550m・第2展望台450mからは遠く小田原、大月、秩父、下館、玉造、八日市場、勝浦、館山まで快晴時には見渡せる634mの世界最大のタワーとなりました。建設のプロローグと歴史2005年1月タワー誘致推進協議会を設立、誘致活動の後2006年3月新タワー建設地を現在の場所に決定し、2008年7月に工事着工、約7年の歳月を費やし総工費約600億円もの巨大プロジェクトが堂々完成しました。その建物は下町文化創生拠点(新しい歴史を創造する)としての国際都市東京の一端を担うものであり、その立地条件からは隅田川を挟み浅草・上野・神田・日本橋・深川・向島・両国と永代から培われてきた下町文化を継承しつつ、新しい情報発信基地として君臨し、その階下部分に水族館や東京ソラマチと言う巨大ショッピングモールがあり、新しい下町の賑わいを感じさせ、バラエティー豊かな310店舗が集う商業施設は日本と世界を結ぶゲートシティを目指しております。地域性との共存タワー地区には都内でも最も危険度の高い地域に建設されており、今日私達の活動している墨田区耐震補強協議会としては一日でも早く、一軒でも多くの耐震補強の促進を進めて行き『安全・安心で住み良い街墨田・スカイツリーのある墨田』を築きあげて行く所存です。最後に同窓生の皆様方にこれから大変貌するであろう学校周辺の街並みを、是非肌で感じて頂きたいと思います。

 

 

 

 東京スカイツリーを迎えた新しい街づくり

 浅草や錦糸町・両国等の広域集客拠点に隣接し、交通便利性に恵まれた立地ポテンシャルを生かし、世界一の観光タワーを中核とした大規模な複合開発により、地元と共に東京東エリアの新たな交流や観光・産業拠点を形成し地域社会の活性化をするつもりです。

 江戸期の景観を代表する墨田川を背景に日本の伝統的な美意識のもと、最新技術を駆使して造詣した意匠より、足元の北十間川から連なる水の系が綴りなす情景や下町気質の粋な雰囲気と融合しほかの地区にかつてない時空を超えた知的な空間を創造する予定です。

 現在安田学園建築科の生徒達と共同して、安心安全な街づくりのため耐震診断や耐震補強の重要性や必要性を地域住民の方々への啓発活動を行っております。

墨田区耐震補強推進協議会 会長 鳴海 義一 S48建築科卒

 

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